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2006年4月12日 (水)

今いる場所で一流になれ!

7zvesxuk これまで私にとって歯医者とは地獄でありました。



それが!



タバタデンタルクリニックに行くようになって、



世の中には、なんて素敵な歯医者さんが存在するんだろう・・と



目からウロコ。







タバタデンタルクリニックは、



お洒落していきたーい、



エルメスもっていきたーいと思えるゴージャスな空間。







田畑勝彦院長は日本屈指の名医と評判です。



特にインプラントの分野ではトップクラスとか。



一般歯科、小児歯科もあるし、



もちろん虫歯だけでも治してくれます。



このクリニックが目指すのは



「からだにいい歯の治療」 。



さて、そんなカリスマクリニックのカリスマ歯科医



田畑勝彦院長が書かれたのが本書です。



プロ野球の新庄剛志選手や今岡誠選手、



GrayのTERUさんなどセレブリティたちも全幅の信頼を置く



歯科医ゆえ、その人生哲学、人生観も素晴らしい。



開業わずか5年で、業界平均年商の6倍を達成。



本書はそんな成功の秘訣、



それぞれの分野で一流になるためには



どんなことをすればいいのか、



誰もが、気付いているようで、



実はなかなか気が付かない



珠玉のヒントが紹介されています。







タバタデンダルクリニックに行くと、



なぜか元気になって、やる気がどんどん



沸いてくるようなきがしていました。



紹介した友人のO君も



「あそこへ行くたび、なんか自分が凄いことが出来そうな



気になるねん」



とびっくりしていたっけ。



わたしにとって、田畑院長は



単に歯を治療してくれただけの歯科医ではなく、



なにかとてつもなく大きなパワーをいただいた



人生の師ともいえる存在です。



わたしより年は下でいらっしゃいますが(笑)。



しかもイケメン!



本書には



「一流になりたければ、一流の人とつきあおう」

「苦言を呈してくれる人を3人は持つ」

「喜びもサービスも与えっぱなしにする」

・・・などなど

さまざまなサクセスへのヒントが書かれていますが、



特に印象的だったのは、



開業当初から、患者さんからいただいたケーキやプリンなどの



お菓子をいつ誰にいただいたかを



きちんと記録されているくだり。



6年間で872個!だそうです。



そうして、スタッフ全員が、



きちんとお礼を言えるシステムづくりをされている点。



こんな細やかなところまで配慮されるクリニックは、



その他の部分でも、



いかに患者さんに心地良く過ごしてもらううか、



に心を砕いておられるかがわかります。



究極の医療とはそんなホスピタリティがあってこそと



わたしは思います。



患者の病など、



小さなホスピタリティひとつで、治ることもあるんです。



タバタデンタルクリニックに行くたび、



なぜか運気が上がるような気もしていました。



その理由がこの本を読んでわかったような気がしました。





今いる場所で、一流になれ! −田畑勝彦ー

サンマーク出版 (1300円+税)























2006年4月 8日 (土)

ブロークバック・マウンテン

昨日、ゆっくりお風呂に入りながら、



1時間ぐらいで一気に読んでしまった、この本。



映画ではゴールデングローブ賞など数々の賞に輝き、



アカデミー賞でも確か、何かの部門で受賞したはず。



(ごめんねー覚えてなくて・・)



まずは映画を観る前に原作を読んでみたいと思ってた。



著者は「シッピング・ニュース」のアニープルー。



彼女の筆致はどこかハードボイルドタッチで、



ワイオミング州の自然の中で出逢った



イニスとジャックという男2人の愛の形を



淡々と描いていく。



これといった山があるではなく、



なんだか拍子ぬけするなーと思っていたら・・・



終盤になってものすごいカードが隠されていた。



といってもミステリーとかそういうのではない。



それはあまりにもせつなすぎる愛の形。





イニスとジャックは粗野で荒々しい、西部の男そのものだ。



たぶん一冊の書物さえ読んだこともないような、



インテリからは程遠いふたり。



それなのに、彼らの愛の表現方法は、



これまで観たどんな映画よりも、どんな小説よりも、



深く、気高くて、哀しい。



アニー・プルーが描いたほんの数行ほどの一節。



それがこの小説のたぶん、すべて。



映画はその一節をどんな風に描いているんだろう?



こんな愛の思い出の「しまい方」もあるんですねー。



読んで。



ぜったいその箇所で泣くから。





『ブロークバック・マウンテン』(集英社文庫)



2006年3月16日 (木)

究極のいい女

昨日お風呂の中での読書は、



脚本家大石静さんのエッセイ



『究極のいい女』(角川文庫)でした。







最近亡くなられた久世光彦さんといい



三谷幸喜さん、北川悦吏子さんといい(この人の



エッセイはほんと好きです。恋愛感も!)



一流の脚本家が書かれたエッセイは、



本人の書いたドラマ以上に、ドラマティック。



からんだ役者さんの秘密のエピソードなんかもあってね。





そして、彼らの人間観察力はハンパじゃないなーと思う。



さて、「究極のいい女」の中で



印象に残ったのが、こんなセンテンス。



〜人間の信頼のモトとは大仰なことではない。遅刻をしないとか約束を破らないとか、真面目に掃除するとか、そのようなささやかなことに根差しているのではないかとしみじみ思う。

 才能やセンスはその後からついてくるのだろう〜




(やっばーおいら遅刻はしょっちゅうだし、掃除はたまにしかまじめにしないなー。約束は、でも、守るよ。最近はcoldsweats02



そして桜について書かれたこの一文もハートを



針でつかれたように思いましたです。



散る桜、残る桜も散る桜(良寛)



いい句だ。どのみちみんな終わるんだ。




ねっ、だから生きてる間を精一杯楽しもうね。

わたしも、これから欲しいもんは買うからっcoldsweats02















2006年3月 8日 (水)

欲しいのはダイヤモンドじゃない

新潮社が設けた

R-18文学賞大賞の第一回受賞者

日向蓬さんの新作、恋愛小説集『ヘヴンリー』が

昨年暮れに我が家に届けられていました。



でもなかなか、わたくし恋愛モードになれず、

失礼ながら昨日、表題になっている第一話の

「ヘブンリー」をようやく読ませてもらった次第で・・。



ごめんなさいね。日向さん。

でも、あなたの小説は春の光の中の

うららかな昼下がりに

読むのが適しているように思います。





「マゼンタ100」でR-18文学賞大賞を受賞した日向さんには

4〜5年前、ヒルトンのラウンジで2時間ほど

インタビューしたことがあります。



キメの細かい色白の美しい肌、

キュートで、シャイな面持ちで、

非常に頭の回転のいい女性だった。

でも、彼女の小説のテーマである官能やエロスからは

ほど遠く、可憐で清楚なオーラがありました。

(いやー本来エロスと清楚は紙一重だったか?)



そのとき、女たちにとって心地いいセックスとは?

みたいなテーマになり、

それには自分を解放すること。それが大切・・と

日向さんは言ったように思う。



「そのためには、心のパンツを脱がなきゃいけません」



ひええええっー?!

おいらなんて、

毛糸のパンツ何重にもはいてるよっcoldsweats02

ま、まずい。



いや、話がそれた。



そんな普通のOLだった彼女が、

小説家を目指して(たぶん)東京に移住し、

満を持して上辞したのが、

第2作目の「ヘブンリー」なのです。





ああ女でよかったと、心の底からそう思う。

男がせつない目をする刹那、幸せすぎて泣きたくなる。

自分が女であることに、やむにやまれぬ欲望を

向けられる立場であることに、感謝せずにはいられない。




こんな文章からはじまる「ヘヴンリー」は

人のいい妻子持ちの男と不倫をする若い女性の物語。





女が本当に求めているのは、

見目麗しい君子なんかじゃない。

そういう男を求める女は、体も頭もイッたふりをしているのに

決まっている。



必要なのは、ダイヤモンドのような相手ではなく、

自分の中のダイヤモンドに、

欲望という名の光を当ててくれる存在だ。

終わりのない煮染めたような安定より、

一瞬のぎらりとした輝きが、わたしは欲しい。






必要なのはダイヤモンドじゃない・・

(ハリーはほしいけどな)

自分の中にある原石を、

それがたとえダイヤモンドじゃなかったとしても、

光を当てて、

ダイヤモンドと思わせてくれる相手・・

本当はそういう男が女には必要なのかもしれません。



しっかし、最近のわたくしは、

男との一瞬のぎらりとしたダイヤモンドの関係より、

神宗の塩昆布のような上質な素材と極上のだしで

煮しめた、ゆるーい関係を求めております。



いかん。これではいかん。

愛欲のマツザワにならなくては・・coldsweats02shock

2006年1月16日 (月)

風味絶佳

次に読もうと思ってるのが、



山田詠美の『風味絶佳』であります。



絶佳とは、景色が素晴らしい様子を指す言葉。



山田詠美がこの本のあとがきで書いてるように、



わたしも自分の肉体を使って生業としている男たちに惹かれる。



彼らが無意識のうちに醸し出すその景色の美しさに・・・。



スポットライトが当たらないところで、



黙々と仕事している男たちはいいな。



(舞台で輝くスターも大好きだけど)





たとえば、アート引越しセンターのチーフさんとか(笑)、



ララポート甲子園の駐車場をオーガナイズしている



ガードマンとか。



雨に濡れるのもかまうことなく、お客さんを一生懸命迎える



ホテルのドアマンとか。



ローソンでたった320円のアエラ買っただけで



「ありがとうございました!」と



さわやかに言えるバイトの男の子とか。



家のトイレが水漏れしたら、すぐにかけつけ、



渾身の早業でリペアしてくれる水道工事の人とか。





彼らが懸命に働く姿はほんとに美しいと思う。



それこそが、この本のタイトルになった絶佳なのよね。

博士の愛した数式

昨日、お風呂に入りながら、



後半一気に読んでしまいました。



ああ、久々に文学だわ、この本は。



何より、ひとつひとつの言葉の美しいことと言ったら!



数字という無機質(と少なくともこの本を読む前は思ってた)



な存在に冠を与えた、稀有な小説です。



私は異常に数字に弱く、送る請求書さえ何度も間違い、



書き直しの最高記録は3回ってほどのぼんくら人間です。





でも、方程式の世界にのめりこんで一生を終えた数学研究者の



(実話よ)映画「ビューティフル・マインド」を



観て、どうしても主人公である博士が通っていたという



大学を見たいなんて、途方もないことを思いついたりもする。



で、アメリカ東海岸のプリンストン大学まで行ったってどうよ?!



プリンストンの大学の生協でノートやTシャツ買いまくったわ。



そういえば、大学すぐ近くの雑貨店には



アインシュタインの写真があちこちに貼られていて、



そこにアインシュタインがよく訪れたことが



記されていました。



そのアインシュタインの顔写真を右手の人差し指でなでて、



自分の頭につけてみました。



ちょっとでも賢くなれるようにcoldsweats02



ま、そのようなわけで、小川洋子さんのこの小説にも



非常に感銘を受けたわけです。



素数をこよなく愛した博士(正真正銘の博士)の



言葉の端々から数字の持つ魅力が炸裂します。



『女王のように美しく、気高く、悪魔のように残酷なんだ』



この小説を読んでいると、この世で信じれるものは、



数字だけだ・・なんて思えてきたりして・・。





そういえば、我らが愛するヘミングウェイおじさまも



何かの小説で書かれていましたっけ。





この世のものは全てが移ろいやすい。



自分の心さえも。



この世で僕が信じられるものは、もはや



兵隊の背番号や、道路の標識、ぐらいかもしれない



・・・みたいな内容だったと記憶しております。



数字、これから特別の意味を持ちそうだわ。



まずは、今月の請求書、間違わないように書こうっとcoldsweats02





2006年1月10日 (火)

昨日こんな本を買いました

「私の人生、ア・ラ・カルト」 岸恵子 講談社



「博士の愛した数式」 小川洋子  新潮文庫



「日本のみなさんさようなら」 リリー・フランキー 文春文庫



「ドイツ流美しいキッチンの常識」 沖幸子 光文社



脈絡いっさいなしcoldsweats02





帰りのバスでさっそく岸恵子さんの本を読み始めたおいら。





岸さんの文章は大好きで、これまでも

ぜんぶ読んでるけど、その文章は力強く、

洒脱で、時にサガン風で、

そしてべらんめえで潔い江戸っ子気質が

あって、ものすごくうまい。



この本も冒頭から、気がつけば

あーた、涙が吹き出て困ったわよ。

満員のバスの中でさ、

なぜか泣いている女ひとり。

コワ。



で、家に帰って夜中、

お風呂に入りながら

我らがリリー・フランキーを読む。

もう、たのむ!

おもろすぎて、死ぬほど笑いこけたです。

窓開けてお風呂入ってたけど、

あの笑い声聞いてたら、ぜったい危ない人だと

思われただろう。



感情の発露のボタンを

押してくれるという意味では、

どちらも最高の本であります。

2005年11月19日 (土)

今年のベスト本!「千住家の教育白書」

毎晩、お風呂に入りながら、

窓を開け、山の冬の冷気を感じつつ、

半露天風呂状態にして、

本を読む時間が何より楽しみな最近のわたし。



で、そんな至福のバスタイムの中で昨晩読み終えた

「千住家の教育白書」は最高でありました。

泣きました。もう、大泣き。

我らが愛するリリー・フランキーの

「東京タワー」と双璧をなす、

素晴らしい究極の親子愛、

夫婦愛を描いていて、圧巻です。



「千住家の教育白書」は日本画家の千住博、

作曲家の千住明、ヴァイオリニストの千住真理子の

3人を育て上げた母、文子さんによる随筆。

この文子さんの文章がまたうまい。





彼らのことは知っていましたが、

父親は慶応大学名誉教授、母は元抗生物質開発の研究員、

という筋金入りのエリートペアレンツの間に出来た子供たち。

芸術家になっても当然。

なんだか私たちとは別世界で生きてきた人たちという

イメージがありました。



でも違ったね。

博さんも明さんも、真理子さんも

誰一人として安泰にいまの地位を築いたわけじゃないことが

これを読むと痛いほどわかる。



博さんも明さんも3浪して、東京芸大に入っている。

その受験勉強の壮絶さたるや、

読んでるだけで苦しくなってくる。

私のこれでの苦労を100億倍にしてもぜったい足りないほど

凄まじいまでの厳しさだ。

これまでの真理子さんのヴァイオリン人生たるや、

筆舌に尽くしがたい絶望と努力との繰り返し。

同じく母文子さんの、子供たち3人を育てながら、

病床の父母を介護する毎日には、

ただただ、頭が下がる。



そんな中、大学で研究者として生きた彼らの父、

故千住鎮雄の金言に触れ、

我が、浅はかなるマテリアル人生を深く恥じ、

反省しました。





まさに死闘ともいえる受験勉強で、

東京芸大に3度目にしてやっと合格した長男博氏に言う。



「成功は努力と才能の掛け算なんだよ。どちらか片方が

ゼロでも答えはゼロなんだ」






ヴァイオリニストの真理子さんが

エベレスト級のコンクールに出場するかどうか

迷っていたときにはこう言う。



「何を悩んでいる。人生には幾つかの鍵がある。

そのときがきたと思ったら、ひたすら頑張るだけなのだ。

僕は最初から勝敗は問題ではないと思っている。

そのチャンスを捨てる態度が好きではないよ。

鍵は開けるべきだ」




そしていつも3人の子供たちに言い伝えてきた言葉。



「近い道など探すな。遠い道を苦労していけよ」





本当に素晴らしい本であります。

繰り返し、読みたい。

わたしの愛読書にしたい本。



「千住家の教育白書」千住文子著

ー新潮文庫(476円)− 

2005年9月26日 (月)

恋多き女シャネルの金言

最近の楽しみは、

お風呂に浸かりながらTV観ることだけど、

活字を読まないとドンドンばかになるので

バスタイムに本を読んでます。



で、「シャネル・スタイル」を読みました。

って、本なんてえらそーにいってこれかい?でありますが、

シャネルって人はやっぱり凄いよー。

なにがって、男運が(笑)・・・。



20歳でブルジョアの青年将校と知り合って以来、

彼女がつきあうのは上流階級の男たちばかり。

孤児院で育ったシャネルは、

そんな彼らを足がかりに贅沢を身につけ、

ハイソサエティの人々が好むスポーツウェアや

リゾートファッションを次々と発表していく。

その才能とビジネスセンスもハンパじゃありません。



観たところ、めちゃくちゃ美人というわけじゃないけど、

シャネルはよくモテた。

恋愛をビジネスに取り込む天才。

そして、成功をおさめると

次は芸術家たちのパトロンになる。

ストラヴィンスキーも

コクトーもピカソもヴィスコンティも

彼女のお金と人脈でのし上がっていった。



ヴィスコンティがシャネルにはじめて会ったのは

14歳だった。

彼はパリの革新的な香りのする年上の女シャネルをひと目見て、

恋に落ち、家出までする。ヴィスコンティにとってシャネルは

初恋の人だった。



シャネルNO5という画期的な香水を発表したとき、

記者たちに

「香水はどこにつけるべきですか?」

と聞かれて

「あなたがキスしてもらいたいところ」

と答えたシャネル(ジョークにしろ、

小悪魔じゃなきゃ答えられないセリフよね)





とにかくゴージャスな男たちから

愛され続けたシャネルがおりに触れ、

仕事について、

お洒落について、

人生について、

そして恋について

書き綴ってきたシャネル語録が

たくさん、紹介されていて

これが素晴らしい。





装いは智慧であり、美は武器である。

そして謙虚さはエレガンスである』



『誰もが15歳じゃないわ。

残念だし、そして

いいことよ。

だって、40歳から女は本当の女になるんだし、

やっと着方がわかってくるんだから。

私は、恥じらいをもったエレガンスを、

本当の女たちのために戦い守るのよ』



『常に除去すること。つけ足しは絶対にいけない。

表が大切な以上に裏も大切なのよ。

本当の贅沢は裏にあるのだから』



『見つけるのは失うため』



『自然はあなたに20歳の顔を与え、

人生は30歳の顔を決める。50歳の顔は

あなたの才能次第である』






でも、私がこの本の中で最も心ひかれたのは、

シャネルが38歳のとき出会い、恋愛関係に

なった詩人、ピエール・ルヴェルディとのくだり。



ルヴェルディは自分とつきあいながらも、

ウエストミンスター大公や有名画家たちと

恋をするシャネルに、献身的な愛を与え続け、

その関係は40年にわたったという。



彼がシャネルにあてた手紙が感動的なのだ。



『いとしいココよ。

影が光りの最も美しい宝石箱であることを

君はしらない。

僕が君のために最も優しい友情を

絶えず育んできたのは、

この影の中でなのだ』

(エドモンド・シャルル・ルー

『シャネル・ザ・ファッション』より)




闇がなければ、光りは射さない。

私も、闇の中で愛と友情を育んでくれる

男が欲しいっす。



「シャネル・スタイル」

渡辺みどり 文春文庫

2005年1月25日 (火)

人のセックスを笑うな

文芸賞に輝いたこの作品、かなり良かったです。

タイトルから内容をある程度予想してたけど、

とても素敵に裏切ってくれます。

それにしても著者の名前、

山崎ナオコーラってふざけてるね(笑)



39歳のユリと19歳のオレの物語り。

しかし、

「あの、笑ったときのシワがかわいかったな」

なんてそんな風に20歳年上の女を見れる

19歳の男の子なんて、

いるのかしら?

いたら、出逢いたいよ。



一箇所だけ、胸がえぐられるほど、

キュンときたシーンがあった。



夫がなぜか不在のユリの家で、お正月を迎えたふたり。

「オレ」の腕枕で眠るユリを「オレ」は

胸が潰れるぐらい抱きしめる。

ユリが目覚める。

「あけましておめでとう」

と「オレ」が言う。ユリは泣き出しそうな顔になって、

「幸せってなんだか知ってる?」

「知らない」と

「オレ」が答えると、真面目な顔をしてユリが言う。

「こういうことだと思う」

ユリはここで泣きはじめるのだけど、

私も泣いちまったよ。



ああ、神様。

こんな場面、一生に一度でも

私の身に起りますように。

なんてことを考えた小説でした。

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